一年前の野菊

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元親さんが愛護センターから野菊を引き出しする際にもらった手続き書類には、野菊がセンターに負傷猫として収容された日が記載されています。

それが、今日。

7/29

兄弟で罠にかかっていてかなり衰弱していたので、もしかしたら一日以上動けず、飲まず食わずだったのかもしれないと元親さんは仰っておりましたが、その当時で生後2カ月そこらの仔猫が結構暑いこの季節に一日持つのだろうか…


兄弟でいたということは、まだ母猫と一緒に行動していた時期ではないかと推測できますし、2匹がネズミ捕りにくっついて動けなくなってしまったのを見て、どうにもならない、とその場を母猫と他の兄弟たちが立ち去ったのだとしたら…
鳴いても鳴いても誰も来てくれない。助けてくれない。
鳴いても鳴いても、何も起こらない時間を過ごしたから、野菊は、ほとんど鳴かないのかもしれない。



鳴いたからって、何かが変わる、と、思っていないのかもしれない。思えないのかもしれない。

そんなことを、去年の今夜は思っていたのかもしれない。


猫は本来大人になると群れで過ごすわけではないので、鳴かなくても珍しいことではないようです。だから、まぁ上記のことは考えすぎだし、私の想像にすぎないし、茱萸がよく喋る猫で野菊はもともと無口なだけかもしれないです。

でも、よく喋る茱萸といての影響かどうかはわからないですがうちに来た時よりは鳴く声を聞ける機会が増えたので、そんなことを考えてしまったりしたのです。

環境は、性格を変えますから。


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今夜は涼しいので数日ぶりにエアコンを切って窓をあけ、お風呂場の方にも行き来自由にしていたらやっぱりお風呂に入ってました。

何度も洗われて、それでも粘着剤が取れなくて毛剃りをされてしまった野菊は、いま本物のお風呂に入れられるんだろうか…


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茱萸、お風呂入る?
(やだ!)